
今日HMVで手に入れてきたCDのウチの一枚。Tres Tigres Tristes(…直訳すれば、3匹の悲しい虎ってコトかな)という名前のグループ。ベルギー人らしいんだけど定かじゃない。都会的かつアート心に溢れたちょっとヒネクレ系サウンドがいい感じ。彼らのことはGoogoleで検索すると英語のページで参考になりそうなモノは見つからず、関連情報はドイツ語やオランダ語のページばかりヒットする(手に入れたCD自身はオランダのレコード会社が販売しているもの)。
曲は歌詞が英語が多いけど、ほかに仏語、ポルトガル語、オランダ語orドイツ語(←区別がつかない)…と様々な言語で歌われている。勝手な想像としては歌う言語もサウンド要素として切り替えて使っているのかも。サウンド的にもジャズ的だったり、ポップだったりし、またどこかアルゼンチン音響派を想起させる部分もあり、ジャンル分けしにくい…強いて言えば「欧州無国籍」という感じかな。アコースティック中心だけど、モロに古いドラムマシンサウンドのようなレトロ風味の電子音楽的ギミックも活用されている。
実は以前に彼らの1stアルバムを入手したんだけど、その時はまとまりがなさすぎると思えてイマイチ感もあったり。今回の「2」は試聴してみるとかなりの進歩が感じられ、また新しく参加した(?…多分)女性ボーカルの優しい声もいい具合に実験的サウンドと組合わさっていて気に入った。