以前に掲載したブラジル人音楽家Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)来日公演のの件、プリ・リザーブが取れた…というメールを受け取り、その後「予習」という事から彼のアルバムを聴く頻度が増えてきた(前にも書いた通り、彼のアルバムはいっぱい持っているが、決して普段はヘビーローテーションじゃない)。今回の公演は最新作「A Foreign Sound」をベースにしたもの…という話なので、それならばある程度聴き込んでいなくちゃね。[iTunes Music Storeで試聴する]
このA Foreign Soundは「異国の香り〜アメリカン・ソングス」という邦題で、ジャズのスタンダードやオールディーズをはじめとする様々な米国音楽を英語で歌ったカバー集。エイプリル・フールにブラジルで記者会見をし(彼曰くマスコミの日)、ビン・ラディン賞賛発言によりニューヨークでの新譜発表時には米国政府からビザ期間短縮などの嫌がらせを受ける等、一筋縄ではいかないカエターノだけど、アルバム自身は非常に美しいモノに仕上がっている。
彼の歌声とマッチするようなアレンジは、ジャキス・モレレンバウム氏が担当。
「ある曲を好きになってカエターノのCDを試しに買ったら全然違う音楽で愕然とした。」いつも何か違う事をしようとする。
一緒に公演に行く友人との会話。「彼はもう60歳だというけど、どうも僕らの頭の中では“若造”という印象が離れない。」---永遠のやんちゃ坊主。
「どうだ〜」という歌唱の仕方は個人的に鼻につく。それでも僕の所有する彼のアルバムは20枚近い。
[iTunes Music Storeで試聴できるCaetano Velosoアルバム一覧]