2005年01月24日

イヤフォンの使い分け

iPodなどで使うイヤフォン、標準付属のモノ以外を使っている方も多いと思う。僕は2種類のイヤフォン--- ER-6iB&O A8を鞄の中に入れ、使い分けている。

基本的に現在ER-6iを一番気に入っていて、音楽をちゃんと聴きたいと思うときはこちらを選ぶ。とはいえ、このER-6iやコレに似たカナル型という形式には常用という点で問題もある。まず第一に遮音性が高すぎるので外の音がかなり聴こえない事。音楽を聴く上ではメリットも多いのだけど、外出時にあまりに周辺音が聴こえないと、交通事故の可能性など危険性も高い。また歩いているときは自分の足音が妙に気になったりも(耳を塞いで外を歩けば理由がわかる)。ER-6iの場合はイヤピースをシリコンの3段フリンジかフォームかを選択でき、イヤーウィスパーのような素材を使う後者の方が遮音性が高いが弊害も大きい。

フォームを装着したER-6iを使う僕の場合、そういった事から外を歩くときはER-6iを外し、僕の場合は別のイヤホンA8を使う(A8は初代iPod登場以前から使い続けている馴染みのアイテムだ)。iPod標準のイヤホンでも良いと思う。僕が使うA8の場合はそれほど遮音性が高くないから外の音も割合聴こえる(なので、もちろん音漏れには注意しなくちゃいけない)。

逆に電車の中…特にノイズの酷い地下鉄ではER-6iは遮音性の高さを発揮する。別にBGM的に聴いているときならそれなりに周辺音が聴こえても許せるが、音楽に没入している時や英語教材(---無謀にもTOEICを受けようとしている!)、英語Podcastを聴いているときは雑音がかなり辛い。ER-6iを使った場合にはかなり幸せになれる。この点から一時期Boseのノイズキャンセリング・ヘッドフォンQuiet Comfort 2を考えた事もあったが、低音はカットするものの人間の声付近の周波数は(危険防止)のためにカットしない特性と聞いて逆に購入を断念した。僕は電車内ではノイズの他に聞きたくも無い周囲の話声も可能な限りシャットアウトしたい。電車で隣の席のオバサン2人が皇室のうわさ話といった女性週刊誌ネタを延々と話していて逃げ出したくなった事があったが(実際我慢ならず逃げ出したが)、僕はiPodにそうしたモノを遮断する目的も求めている。

何事にも例外が無いことは無いように、僕のイヤフォンの使い分けにも例外がある。具体的には新宿や渋谷の一部繁華街を歩くときには躊躇わずER-6iを着ける。周囲からの注目を集める事だけを目的にした、低俗な「音のスパム」とも呼ぶべき攻撃から防御するためだ。リスクはあるけど、魂の健康を護るためにはいたしかたない。

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posted by 卯月 at 15:01| Comment(1) | TrackBack(0) | iPod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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